堺の風車

昭和20年代頃までは、大阪湾の堺港の浜から高石浜にかけて、畑の灌漑用の風車が700基以上もあり、独特の美しいエキゾチックな風景をかもしだしていました。

現地では、カザグルマと呼ばれ、1基の風車で畑1反の水をまかなうことができたといいます。

最初は4枚羽根の固定されたものでしたが、その後改良され、6枚羽根の風向きにより回転するものになりました。

1枚の羽根の大きさは長さが93cm、幅62cmの杉板製です。羽根は風向きにより回転し、風の受ける力を最大限になるようにしています。

風車を支える櫓は四本の丸太を建て、板を丸太に打ち付けた簡単な構造です。

羽根の回転力をクランクで上下運動に変えてポンプを動かし、地下水をくみ上げます。

戦後は動力による地下水のくみ上げと、昭和34年頃に臨海工業地帯がつくられて、工場や家がたてこんできたことにより、風車が減り、現在では現役で働いているのを見ることができなくなりました。

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施設の詳細情報

名称 堺の風車
大きさ 羽根 直径270センチメートル、櫓 高さ約5メートル
旧所在地 堺市出島町
移築年月 1979年1月
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